
管理人のnaniyomuです。
こだわり強めな管理人が気に入った本だけを紹介するブログです。
本にオススメな人と内容にまつわるトピックを書いています。
今回ご紹介する本はこちら。
『2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ ファンダメンタルズ編』 窪田真之(ダイヤモンド社)
2024年の単行本です。
著者は、楽天証券経済研究所の所長兼チーフ・ストラテジストの窪田真之さん。
株の基本について学ぶ本です。
タイトルの通り、株の中でも特に「ファンダメンタルズ分析」に特化したもの。
ちなみに、『株トレ』はシリーズ2作目。
「チャート分析」に特化した初代は、2021年に出版されています。
前回同様かなり分かりやすい本で、株の初心者にはもちろん、この分野(企業の業績や財務など)は苦手だという株中級者にもオススメな本です。
2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ ファンダメンタルズ編 [ 窪田真之 ] 価格:1760円 |
冒頭でご紹介した通り、この本は『株トレ』シリーズの2作目。そこで今回は、初代とこの本では何が違うのか?そして、どちらから読むのがオススメか?などなどその辺について解説します。
こんな人にオススメです

何か当てはまる項目はありませんか?

一つずつ解説します。
業績や財務の分析は苦手
企業の業績や財務は、普段そういったものに触れる機会のない方は難しく感じる分野です。
その理由は、金銭の単位が大きすぎることや、独特な会計用語が原因かもしれません。
それに加え、全体のバランスにも目を配らなければならないことも一因かもしれません。
一つの項目だけだと「おやっ?」と思う数値でも、他の項目との兼ね合いで問題にならなかったりもします。
つまり、ただでさえ一つ一つが分かりづらいのに、それを積み重ねていくと混乱してしまいます。
この本は、基本的知識が最小限にバランスよく網羅されているので、業績や財務の全体像が掴みやすくなっています。
全体像が掴めれば、難しさの感覚もやわらぐかもしれません。
財務諸表関連の本で挫折
よりいい銘柄に投資するには、「財務諸表」に関する知識も広げていきたいところです。
苦手だと感じるからこそ、読んでみようと試みた方も多いのでは?
しかし、財務諸表を扱う本はやっぱり難しいものが多いです。
その点この本は、一問一答形式で進むので、区切りがあって理解しやすい構成になっています。
また、実践的な知識を織り交ぜながらの解説で、より身近な事例として理解できます。
さらに、情報量が絶妙なラインでまとめられているので、挫折する前に読み終えられる可能性大。
まずはこの本を読んで理解を深め、以前難しく感じた本を読み直したら、意外と読めるかも。
株価指標の活用
PER、PBR、ROE・・・、必要なデータだけ示されてサッと計算できますか?
今のツールは、計算後のデータまで網羅されているので、式は知っていても実際に計算することは少ないですよね。
しかも、指標の平均値は把握していても、業種ごとの平均値やその特徴までは知らない方もいるかもしれません。
この本では、データ自体から業種を選ぶような問題もあり、自然と計算できるようになります。
また、業種ごとの指標の特徴なんかも解説されているので、以前より指標活用の幅が広がるかもしれません。
配当が欲しい株初心者
配当目的は長期保有になるので、確実に選びたいところです。
しかし、全くの初心者だと銘柄にも精通していないし、高配当企業を全て分析するには時間がかかります。
かといって、「これがオススメ!」みたいな情報だけを鵜呑みにするのも危険です。
この本では、高配当利回り株の選び方についても、一つの章でまるっと触れられています。
問題数にすると、10問ほどなので、サラッと読めてきっと役に立つはず。
『株トレ』シリーズ!初代とファンダメンタルズ編の違い|今回のトピック
冒頭でご紹介したように、今回の本は、2021年に出版された『株トレ』のファンダメンタルズ編。
そこで今回は、前回の本とは何が違うのか?
各本の特徴と、どちらから読むのがオススメ?などなど、その辺について解説していきます。
まず知っておくべきこと
株を購入するとき欠かせないのが、チャートの分析と、企業の業績や財務状態の分析です。
簡単に言うと、企業の状態を分析するのがファンダメンタル分析、過去の株価から今後の株価を予測するのがチャート分析です。
例えば、家電量販店で「エアコン」を買うとします。
この場合に、価格そのものや、シーズンごとの価格変動から購入時期を検討するのがチャート分析、
各メーカーごとの特徴やそのメリットデメリットを検討するのがファンダメンタル分析、
と、イメージすると分かりやすいかと思います。
二冊の違いと共通点
違い
ではここで、今回の本と前回の本との違いですが、それは扱った「分析方法」です。
つまり、チャート分析に特化したのが初代の『株トレ』、ファンダメンタル分析に特化したのが『株トレ ファンダメンタルズ編』となっています。

初代は、「○○編」という副題がないので、これから購入する方は間違えないようにお気をつけ下さい。
共通点
各本の特徴の前に、共通点を紹介します。
どちらも一問一答式のスタイル。
基本的には、1問解くごとに1ページほどの解説を読んで次に進みます(大きなテーマでは数ページの解説もあり)。
6章からなり、各分析方法の基本的な知識が網羅されています。
色使いはシンプルで、用語の解説もしっかり。
余白もほどほどあるので、鉛筆やペンでの書き込みにも十分です。
初代『株トレ』の特徴

本のカバーが「黄色」です。
2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ 世界一楽しい「一問一答」株の教科書 [ 窪田真之 ] 価格:1540円 |
基本的には、チャートを見て、「売り?買い?」を判断していくスタイルです。
その過程で、チャートを理解するための基本的知識(例えば、ローソク足など)を学びます。
なので、株チャートについて全く分からなくても、一冊終わる頃にはなんとなくチャートのことが分かるはず。
全くの初心者さんなら、まずはこちらから読むことをオススメします。
本の中では、株の売り買いに必要な「大切な心構え」についても取り上げられているので、投資哲学の勉強にもなります。
ちなみに、株チャートの知識ゼロからでもより身に付く本の活用法を、↓の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、「優待や配当目的で買いたい銘柄は決まっているのだけど、購入のタイミングとかがちょっと不安」という方は、ぜひこちらの本から読むことをオススメします。
『株トレ ファンダメンタルズ編』の特徴

本のカバーが「水色」です。
基本的には、業績や財務データの一部を見ながら、「売り?買い?」の判断や業種を特定していくスタイルです。
その過程で、難しい会計用語や、業績の見方が深まります。
「株チャートの知識はそこそこある、売買の経験もほどほど、しかし企業分析などがイマイチ」という方はこちらから読むことをオススメします。
二冊とも独立した内容なので、ファンダメンタルズ編だけを読んでも問題ありません。
ファンダメンタルズ編を読んで気に入った方は、初代も読んでみると面白いかもしれません。
特に、損切りのタイミングが掴めず塩漬けしてしまっている方には、初代『株トレ』はオススメです。
読み終えるとこんな本が読みたくなる?次にオススメな本

初代「株トレ」同様、期待を裏切らない内容でした。
この本でファンダメンタル分析に自信がついたら、もっと財務諸表に詳しくなりたい!と思うはず。
そこで、こちらの本はいかがでしょうか?
『新版 財務3表一体理解法』 國貞克則(朝日新書)
会計の基礎が学べる本です。
基本財務3表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)について、例題を一つずつ進めながら理解していくスタイルです。
3表のつながりが分かるので、会計の全体像が分かります。
こちらの本は、某経済雑誌でもオススメの本として紹介されていました。

この界隈では有名な本のようです。
本の最後に、コピーして使用できる練習帳も付属しています。
これに書き込みながら読み進めると、さらに理解が進みます。
新版 財務3表一体理解法 (朝日新書803) [ 國貞克則 ] 価格:891円 |

最後までご覧いただき、
ありがとうございました。



