
管理人のnaniyomuです。
こだわり強めな管理人が気に入った本だけを紹介するブログです。
本にオススメな人と内容にまつわるトピックを書いています。
『いま君に伝えたいお金の話』 村上世彰
今回ご紹介する本はこちら。
『いま君に伝えたいお金の話』 村上世彰(幻冬舎文庫)
単行本(2018年)の文庫版です。
著者は、投資家の村上世彰さん。
この本は、子どもたちに向けて書かれた、子どものためのお金の話。
著者の村上さん自身が、実際に学校で行ったお金の授業をもとに書かれた一冊。
いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎文庫) [ 村上 世彰 ] 価格:550円 |
本の冒頭で、著者のお金に関するエピソードとして「四季報」の話が出てきます。そこで今回は、四季報とは何か? そしてその活用方法をご紹介します。
こんな人にオススメです

何か当てはまる項目はありませんか?
金融教育に悩み
「お金って何?」と聞かれたら、どう説明しますか?
たくさんあるからと言って、必ずしも幸せになれるわけではなく・・
かといって、なければ困るし・・

お金って、上手い表現がないんですよね〜
さらに、相手が子どもとなると、どこまで深掘りするか?という点も合わさって複雑です。
この点、この本の著者はとても上手く説明されています。
お金の良い面・悪い面も。
そして、お金をたくさん持った時の使い方、についても。

この辺は、経験者ならではの観点です。
お金をたくさん持つもののの使命とは?みたいな観点、ふつーの人生を送っていたら関係なさそうですよね。
しかし、人生何が起きるか分からないもの。
子どもの頃からそういう考え方に触れておくことも、大切な金融教育の一つかもしれません。
良いイメージがない
この本では、ある例えで「お金」が表現されています。

その例え、始めはぼんやりとした理解だったのですが、読み進めていくうちにストンと入ってきました。
中でも、「なるほどな〜」と感じたのは、お金の悪いイメージに関してです。
個人的な感想ですが、その例えをもとにお金の注意すべき側面を見ていくと、「お金自体が悪いわけではない!」ということがよく理解できました。
なので、大人の方でも、この本を読めばお金に対するイメージが少し変わるかもしれません。
活用に悩み
資産形成が必要な時代。
ただ稼いで貯蓄するだけではダメで、運用が求められています。
とはいえ、何に投資するにしても、最低限の選択は必要です。
しかし、その対象を考えるとき、情報の取捨選択が最も難しいところですよね。
実際、投資には正解がありません。
ここで参考になりそうなのが、本の中で紹介されている、物事を数字で捉える発想や期待値という考え方です。

結局、自分の頭で考え判断するのが最善の選択。
貯蓄の活用にお悩みの方は、読んでおくと何かの助けになるかもしれません。
働き方
将来の仕事について、
「どんな職業につきたいか?」というアプローチはありますが、「どんな働き方をしたいか?」という問いは少ないですよね。
さらに、お金は働き方の選択によって変化する、という現実的な問題を学ぶ機会は、もっと少ないのではないでしょうか。
本の第4章では、お金の面から働き方が解説されています。
この本が単行本として刊行されたのは、2018年。
「7年前だから、今の状況とはちょっと異なるのでは?」と思うかもしれませんが、読み進めると、働き方も含め状況はさほど大きく変わっていないと感じました。

2025年の今も、十分通じる話です。
加えて、子どもの頃は仕事そのものだけを見てしまうけれど、社会に出ればその仕事で得られる対価、としてお金と仕事は切り離せません。
この本では、その辺の「働き方とお金」についても学ぶことができます。
四季報の活用方法|本に関連したトピック
「四季報」とは何か知っていますか?

今回の本の冒頭で、ちらっと登場するのですが・・・
これを活用すれば、お金のことを知るのに役立つ!?かもしれません。
そこで今回は、その四季報について取り上げます。
四季報とは?
ものすごく簡単に言うと、会社の図鑑、のようなものです。

定番サイズは、5cm程度の厚み
全上場企業の業績などがまとめられた本で、年に4回発行されています。
上場とは、その会社の株式を証券取引所で売買することができるようになること。
1ページごとの構成は、次の図をご覧下さい。

このように、1ページに二つ分の会社情報がまとめられています。
読む前におすすめしたいこと
この四季報、2025年春号の時点で3,916社もの情報が掲載されています。

何か目的がないと、最後までは読めないかも。
なので、何かしらのルールを決めてから読み始めることをおすすめします。
例えば、
- 記事部分だけをひたすら読む
- 配当が〇〇%以上のものにチェックを入れていく
- 業績の成長率が〇〇%以上のものにチェックを入れていく
などなど。

私の場合は、売上高・営業利益の成長率10%超えの会社をチェックしています
なんとなくでも読み続けていると、いろんなことが分かってきます。
読み続けると分かること
ちなみに、ネット証券で口座を作ると、そのサイトやアプリ等から四季報を無料で見れたりする場合もあります。
しかし、あえて本を読むことで、「自分では検索しない、触れるチャンスのない情報に出会える」というメリットがあります。
意外と知らない会社名
「丸亀製麺」というお店、知っていますか?

海外にも出店している、国内でも有名なうどんのチェーン店です。
例えば、「丸亀製麺で使える株主優待券が欲しいな〜」と思いついたとします。
そこで、株価を検索!
しかし、「丸亀製麺」と検索しても何も出てきません。
そう、お店を運営しているのは「トリドールホールディングス」という会社なんです。
このように、普段目にしている店舗と会社名が異なるものはたくさんあります。
四季報では、特色(会社名の真横に記載)に、会社の特徴がまとめられているので、あらためて会社名の確認をする機会になることも。

「商品は有名だけど、会社名は全く知らなかった〜」、なんてこともあるかも
新情報や知識の補充
社名の隣枠に記載されている業績・材料記事では、新商品や新技術などの情報も得ることができます。
またそれらの記事から、「最近、自社株買いが多いな〜」というように、業界内や全体的なトレンドが分かったりもします。
その他、例えば「D to C」「OEM生産」といったビジネス用語や、「DOE」といった株の指標に関する用語など、知らない言葉に遭遇したらそれを調べるきっかけにもなります。
投資対象のピックアップ
優待や配当目的で株を購入したいと考えている時は、思わぬ候補を見つけられることもあります。
基本的には、証券会社のアプリなどでスクリーニングをかければ、条件に合ったものは簡単に拾えます。
しかし、本で見ると条件外のものも目に入るので、気になって優待の内容を調べてみると、「こういうの探してたんだよね〜」みたいなことも。
アラートの役割も
ページ上部には、各会社の株価チャート(約3年分)がコンパクトに掲載されています。
株あるあるですが、優待を気に入って「買いたい!」と思っても、自身の予算に合わないことは多々あります。
しかし、時に年単位の時間が経過すると、株価のトレンドが大幅に変わっていることがあるのです。
本来は、そんな時にアプリ等のアラートが役に立つのですが、明らかに予算外だと、アラートすら入れていないこともあります。
こんな場合でも、本だと偶然発見して気づけることがあります。
まとめ
いかがでしたか?
普段の買い物と同じで、いざ投資にチャレンジしようと思っても、普段からその値段(価格)に触れていないと、思わぬトラブルに遭うことがあるかもしれません。
そういう点では、日頃から四季報を眺めておくと、いざという時に役に立つかもしれませんね。

ちなみに、定期購読すると発売日前日に届くらしく、「即日全てに目を通す!」という有名投資家さんのエピソードを耳にしたことがあります。
読み終えるとこんな本が読みたくなる?次にオススメな本

お金についての学びは、年齢とともにステップアップさせる必要がありそうです。
成長とともに、本格的な知識を学べるものがあるといいですね。
そこで、こんな本はいかがでしょうか?
『アメリカの高校生が学んでいる 投資の教科書』 ティモシー・オルセン(SBクリエイティブ)
投資全般についての、基本的な知識が網羅された一冊です。
NISAの普及とともに、株式や投資信託に特化したハウツー本はたくさん見かけるようになりました。
しかしいざ読んでみると、「そもそも〇〇とは?」と基本を知らないことに気付かされることはありませんか?
この本は、株価指数から始まり、債券や資産配分、投資家の心得など投資に関する一通りの知識が網羅されています。
イラストや図が多用されているので、「教科書」という名の通り、読みやすくなっています。

気になった章から読んでもいいかも
まずは読んでみて、気に入ったらお子さんにもすすめてみてはいかがでしょうか。
アメリカの高校生が学んでいる投資の教科書 [ ティモシー・オルセン ] 価格:1694円 |

最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


