
管理人のnaniyomuです。
こだわり強めな管理人が気に入った本だけを紹介するブログです。
本にオススメな人と内容にまつわるトピックを書いています。
『新版 財務3表一体理解法』 國貞克則
今回ご紹介する本はこちら。
『新版 財務3表一体理解法』 國貞克則(朝日新書)
2021年の新書です。
著者は、ボナ・ヴィータ コーポレーション代表取締役の國貞克則さん。
会計について書かれた名著です。
会計の専門家ではない人も、会計の全体像と基本的な仕組みがわかる、「財務3表」シリーズの一冊。
2007年に初出版後、改訂を重ねた新版です。
新版 財務3表一体理解法 (朝日新書803) [ 國貞克則 ] 価格:891円 |
ファンダメンタルズ分析に、なぜ会計の基本的知識が役に立つのか?
その辺を、各シリーズの特徴とともに解説します。
加えて、この本が会計の専門家でない人にも向いている理由を、本の特徴・活用法とともに解説します。
こんな人にオススメです

何か当てはまる項目はありませんか?
会計の話は苦手
職種によっては、会計の話なんて一生関わりのない方もいますよね。
私も勤めていた病院で、購入物品の精算時に「会計の常識はこれだよ〜」と指摘される事態に。

一部の経営者を除けば、医療従事者もその典型かも。
このように、会計は通常持っているイメージとは少し違った常識が多いので、普段触れる機会のない方にとっては「・・・」となりがちです。
しかしこの本では、会計の常識を知らない側の視点から解説されているので、そんな方にこそオススメ。
その理由は、著者がもともと会計の専門家ではなかったからなのです。
詳しくは、本の中で。
簿記の勉強を始める
この点は、著者もオススメされています。
普段から仕事で会計に触れている方なら何てことないでしょうが、全くの知識がない方には分かりづらい分野です。
何も分からないところから始めるより、この本を読んである程度の概要を掴んでおくと、勉強も進むはず。
企業のファンダメンタルズ分析を一から学びたい
株取引で良い投資先を探すとなると、やはりファンダメンタルズ分析は欠かせません。
とはいえ、ファンダメンタルズ分析のハウツー本は、会計知識ゼロの人が読むと、「何のことかさっぱり?」となりがちです。
「何から手をつけていいか分からない」という人こそ、この本からスタートすると、その先の道筋が見えてきます。
指標の意味にモヤッ
かろうじてファンダメンタルズ分析の本を読み進め、何となく指標を計算して判断ができるようになったとします。
ここでありがちなのが、指標を計算することはできても、「何だか分かった気がしない・・・」というモヤッ。
昔、数学の授業でこんなことありませんでしたか?
公式通りに計算はできるけど、よくよく考えると、なんでその値が計算できるんだろう?と。

言葉にはしづらい、あれです。
こういう、株価指標のモヤッとを解消してくれるのがこの本です。

ファンダメンタルズ分析にどう役立つのか?
分析との関わりから見るこの本の位置付け等々について、トピックで解説したので詳しくはそちらをご覧下さい。
会計にとどまらず、ファンダメンタルズ分析にも役立つ一冊!|本に関連したトピック
実はこの本、「財務3表」シリーズとして出版されているうちの一冊です。
そこで今回は、「オススメな人」でも触れたファンダメンタルズ分析との関わりを、各シリーズの特徴とともに解説します。
合わせて、会計が苦手な人にこそオススメしたい、この本の特徴と活用方法もご紹介します。
各シリーズの特徴
ちなみに、「財務3表」の考え方で「管理会計」を読み解く、『新版 財務3表一体理解方法「管理会計」編』もありますが、今回は財務3表を学ぶものだけを取り上げます。
三冊の位置付けは、次の図をご覧下さい。

基礎編は、この本を含め二冊の本で構成されています。
二つの違いは、「一体理解法」が会計の全体像とその基本的な仕組み、「図解分析法」が財務分析となっています。
図解分析法だけでいい?
確かに、企業のファンダメンタルズ分析を学ぶのなら、財務分析を解説した「図解分析法」だけでいいような気もします。
しかし、普段会計に触れることのない人は、ぜひこの本から読むことをオススメします。
なぜなら、会計の用語は、一般的な想像とは少し異なったりするからです。
指標を構成する個々の項目の解釈が異なると、ズレが積み重なり、指標自体の認識に大きなズレを生じさせるかもしれません。

「指標の説明は分かるけど、なんか理解できた気がしない」、「しっくりこない」と感じるのはまさにそれ。
その点、この本は財務分析のための基礎とされています。
なので、会計に不慣れな人が感じやすいズレの原因を取り除くことができます。
また、正確な理解によって、財務分析をもう一段深めたものにできるはずです。
ただ読んで会計を学ぶ本ではない!
この本の特徴は、実際に手を動かしながらドリル勉強できるところです。

著者も、P225〜226で推奨されています。
次は、ドリルの上手な使い方を含め、この本の構成を簡単に紹介します。
本の構成
第1章:財務3表の基礎的な知識を学ぶ
第2章:18問の例題(ドリル勉強できるところ)
附章:財務分析の導入
第2章は、説明と図表を元に解説が進むので、読むだけで理解できる構成になっています。
著者も、ドリル勉強について触れているのは第2章の最後なので、まずは一読することを想定されているのだろうと思います。
ただ、余裕のある方は初回から、まだそんな余裕はないという方でも、次に解説する事前準備をして読み進めると分かりやすいかもしれません。
ドリルの上手な使用方法
巻末に、見開き1枚の練習帳があるので、先にコピーしておくのがオススメ。
例題は、とある会社の社長になりきって、設立から生じるありとあらゆる出来事を表に書き込みながら進みます。
問題数は、計18問。
例題の話は第1問から繋がっているので、コピーは1枚で大丈夫です。
ドリル練習時の注意点
練習帳への書き込みは、例題の出来事に応じて、数字を加えたり修正したりします。
なので、鉛筆と消しゴムを用いるのが良さそうです。

フリクションボールペンで試してみましたが、同じ箇所を何度も消すと、インクが弾かれ書き込みづらくなりました。
ちなみに、ボールペンで書き込んで、数字を斜線で消すのはオススメしません。
表に書き込むので、何度も書き直すスペースはないし、例題が進むにつれて訳がわからなくなってしまいます。
読み終えるとこんな本が読みたくなる?次にオススメな本

次は、本格的に財務分析をしてみよう!
トピックでもご紹介しましたが、企業の財務分析について書かれたのは、同じくシリーズ基礎編のこちらの本です。
『新版 財務3表図解分析方法』 國貞 克則(朝日新書)
一瞬で目に入る特徴的な図を元に、実際の企業データから分析方法を学びます。
同業他社でデータを比較しながら進むので、業種ごとの特徴や違いなども理解することができます。
会計について基本的な知識のある人は、この本から読んでもいいかもしれません。

この本を読むと、企業の財務諸表を見るのが楽しくなるかも!?
新版 財務3表図解分析法 (朝日新書805) [ 國貞克則 ] 価格:891円 |

最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


