
管理人のnaniyomuです。
こだわり強めな管理人が、気に入った本だけを紹介する読書ブログ。
本にオススメな人と内容にまつわるトピックを書いています。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 三宅香帆
今回ご紹介する本はこちら。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 三宅香帆(集英社新書)
2024年の新書です。
著者は、文芸評論家の三宅香帆さん。
働いていると本が読めない?
確かに、「忙しくて本を読む暇がない」なんて言いますが。
それは人それぞれな気もしたり・・・。
でも、最後まで読むと「なるほどねー」と思わせてくれる一冊です。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) [ 三宅 香帆 ] 価格:1100円 |
読み終える頃には、「感想を言い合いたい!」そんな気持ちになったので、今回はこの本の感想を書いてみました。トピックを読みながらプチ読書会はいかがでしょうか?
こんな人にオススメです

何か当てはまる項目はありませんか?

一つずつオススメな理由を解説します。
働いていても本は読める?
働いていてもたくさんの本を読んでいる人はいますよね。

私もタイトル見て、「単に意欲の問題な気がする」と感じてしまいました。
しかし、最後まで読むと「なるほどなぁー」と思える展開になっています。
なので、タイトルを読んで「どういうことなんだろう?」と感じた人ほど面白いかも。
働き方
以前から「働き方改革」とさかんに言われていますが、現実は徐々にという感じですよね。
育児や介護、病気による事情から退職を余儀なくされ、もっと多様な働き方があればいいのに・・・という経験をした人は大勢いるはず!
なのに、なぜ劇的に変化しないのでしょうか。

社会が大きく変わるには何が必要なんでしょうかねー?
単に、制度の問題ではないのかもしれません。
難しい問題ではありますが、この本を最後まで読むと、「変革が必要なのはこれじゃない!?」と思うポイントがありました。
「世の中に期待してもね・・・」、と諦めの感情を抱いている人はちょっと読んでみたらいいかも。
読書って何?
一般的に「本を読むのは良いこと」と言われますが、
そもそもなぜ本を読むのでしょう?
図書館って当たり前のようにあるけど、何で?
この本を読むと、その辺の歴史背景にも触れることができます。
改めて知ると、結構面白い話です。
全力で働けていない
働き方でも触れましたが、何らかの事情で仕事に制限がかかってしまうのは、誰もがいつか遭遇しうることです。
すでに経験済みの人なら、バリバリ働く人を羨ましく感じたり、劣等感を感じたりはしませんでしたか?
でもそれって、「全力」で働くことが基準になってますよね。

とはいえ、全力が必ずしも悪いことではないのですが・・・。
しかし、いつでもどんな時でも全力で働く必要があるのでしょうか?
この本は、働くことをもっと柔軟に考えるべき!ということを教えてくれます。
本の感想〜プチ読書会|今回のトピック
私が気になったキーワードは、「半身社会」と「ノイズ」です。
考えたことを書いてみましたが、皆さんはどう思いましたか?

これから読む方もいると思うので、ワードの説明は最小限に留めています。
半身社会
著者は、働きながら本を読める社会として「半身社会」を提案されています。

ユニバーサルな発想でいいですね。
では、どうすれば半身社会は普及するのでしょうか?
例えば、サービス業。
スーパーやコンビニなど、いつでもどんな時間でも、どこかに行けば何か買うことができますよね。
でも裏を返すと、誰かが働いているから成り立っているわけです。
最近は働き手不足で、働く側の時間を改革しようとすると、どうしてもこれまでと同じサービスは提供できなくなる傾向にあります。
となると、サービスを受ける側も、多少なりとその便利さを手放す必要があるのかもしれません。
AIにお任せできることはそちらに切り替え、その他は縮小する。
半身社会の実現には、「便利さを手放す」という私たちの努力も必要なのかな、と思いました。
ノイズ
最近は、わざわざ書店に行かなくとも、AIがオススメの本を紹介してくれますよね。
この状況に、正直書店に足を運んで自分で本を探すのって無駄なのか?と考えることもありました。

まさに「タイパが悪い」というやつ。
しかし、本の中で出てくる「ノイズ」の説明を読んで、これこそまさにノイズを取り入れる機会になっているのかも!と感じました。

意外と無駄な時間ではなかったのかも。
近頃は書店も減りつつあります。
頑張って欲しいところですが、半身社会の実現を考えると、書店の数が制限されていくことも仕方のないことかもと思ったり。

紙の書籍と電子書籍が上手く共存できたらいいですよね〜。
読み終えるとこんな本が読みたくなる?次にオススメな本

「全力で働くことがすべてではない・・・。」
とはいえ、「程よく」って難しい。
そこで次は、「もっと力を抜いてもいいのかも」と、思わせてくれる小説はいかがでしょうか?
『団地のふたり』 藤野千夜(双葉文庫)
50代の幼馴染が繰り広げる、団地での日常が描かれた一冊です。
その日常はリアル感があって、決してキラキラなものではありません。
だけど、ちょっと羨ましく感じてしまうところも。
ふたりのゆるい感じが、ギスギスした日常に癒しをくれるはず。
価格:693円 |
この本は、こちら↓の記事でも紹介しています。
ご興味のある方はこちらもぜひご覧下さい。

最後までご覧いただき、
ありがとうございました。



