
管理人のnaniyomuです。
こだわり強めな管理人が気に入った本だけを紹介するブログです。
本にオススメな人と内容にまつわるトピックを書いています。
『カウンセリングとは何か』 東畑開人
今回ご紹介する本はこちら。
『カウンセリングとは何か -変化するということ』 東畑開人(講談社現代新書)
2025年の新書です。
著者は、臨床心理士・公認心理師である東畑開人さんです。
カウンセリング、日本では、まだまだ身近なものとはいえませんよね。
そんな距離を、ぐっと近づけてくれる一冊です。
カウンセリングとは何か 変化するということ (講談社現代新書) [ 東畑 開人 ] 価格:1540円 |
実際にカウンセリングを受けるなら、まずはカウンセラー探しからですよね。
でも、この「選ぶ作業」が意外と難しい。
たとえばクリニック探し。「とりあえず近所へ・・」と受診してみたものの、なんとなく合わない気がした〜そんな経験はありませんか?
そこで今回は、クリニック勤務の経験から、知っておくと役立つかもしれない豆知識をご紹介します。
こんな人にオススメです

何か当てはまる項目はありませんか?
相談相手がいない
悩みを気軽に相談できる相手はいますか?
たとえ身近にいたとしても、内容によっては、なかなか気軽には話せないこともありますよね。
また、今は一人でなんとかなっていても、歳を重ねるにつれて、自分だけでは抱えきれない問題が出てくるかもしれません。
そんな時、頼りになるのがカウンセリングです。

あんまり詳しくは知らないよね〜
とはいえ、カウンセリングはまだまだ身近なものとは言えません。
いざ困った時には気持ちの余裕もなく、調べたり探したりするのも大変そうです。
この本では、カウンセリングがどんな流れで始まり、どう終わるのか。
申し込みの段階から丁寧にかかれているので、いざという時、その記憶が助けになってくれるかもしれません。
お金を払う理由とは?
カウンセリングと聞くと、「話を聞いてもらうだけ」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
正直に言うと、私もそう思っていました。

話を聞いてもらうだけなのに、どうしてお金がかかるの?
しかしこの本を読むと、「話を聞いてもらう」ということが、単にその言葉どおりの意味ではないことが分かってきます。
昔見た海外ドラマのワンシーンで、なかなか本当のことを話さない主人公に対して、カウンセラーがこんなことを言っていました。
「辛い気持ちを和らげたいだけなら、薬を処方してもらえばいい」
そのシーンを、この本を読みながらふと思い出しました。
本を読み終える頃には、そこにお金が発生する意味がきっと理解できるはずです。
そして、「ただ話を聞いてもらう場所」と思っていた人にとっては、少し意外に感じる部分があるかもしれません。
対象や期間といった具体的な疑問
カウンセリングを受けるかどうか考える時、気になることはいろいろありますよね。

自分の悩みって、カウンセリングで相談するようなことなんだろうか?
この本には、カウンセラーの目線からみた「カウンセリングが適しているケース」についても書かれています。
そのため、どんな問題を抱えた時にカウンセリングが役に立つのか、具体的にイメージできるはずです。
また、気になるのは「どれくらい通うことになるのか?」という点。
お金もかかることですし、簡単には始められるものでもありませんよね。
この本では、カウンセリングの「終わり方」についても、一章を使って丁寧に説明されています。
なんとなく想像していた部分もありましたが、実際にはさまざまなパターンがあること、そのリアルな感じが伝わってきました。
実際に探している
実際にカウンセリングを受けてみようと思った時、ここが意外と大変なところですよね。
〇〇科を調べて近所のクリニックに行く、というのとは少し勝手が違います。
しかも、気軽に誰かに評判を聞けるものでもありません。
その点、この本を読んでよかったと感じたのは、カウンセリング業界の大まかな体系が分かったことです。
体系によって、進め方や得意とする分野がずいぶん違うんだそうです。

なるほどな〜
そうした違いが、カウンセリングを受ける側の目線に立って丁寧に説明されていました。
だからこそ、もし自分でカウンセラーを探すことになった時にも、きっと参考になると思います。
受診をスムーズにするちょっとしたコツ|本に関連したトピック

何事も、まずは「選ぶこと」から始まります。
でも、この選ぶ作業がいちばん難しかったりするんですよね。
たとえば、クリニック探し。
そこで今回は、クリニック勤務の経験から、知っておくと役立つかもしれない豆知識をご紹介します。
まずはドクターの専門分野を調べてみる
どこか近所のクリニックに行きたいのだけど・・・
そんな時、どんなふうに調べていますか?
地域名や症状を入れて検索すると、たくさんの結果が出てきますよね。
この時、少し気をつけたいのが「まとめサイト」の情報です。
自治体等が監修しているサイトであれば、ある程度情報は更新されていますが、
なかにはかなり古い情報のまま掲載されているものも見かけます。
「こういう見分け方、ちょっと苦手かも・・」という方は、口コミの日付を見てみるのがおすすめ。最近の投稿があるかどうかで、ある程度の目安になります。
そして、もう一つ大事なのが「診療科目」です。
まとめサイトでは簡単にしか書かれていないことが多いですよね。
もちろん先生にも、得意・不得意や、専門的に磨いてきた分野があります。
ただ、患者さんからするとその違いが分かりにくく、それが不満につながってしまうこともあります。
ある程度候補が絞れたら、クリニックの公式ホームページも確認してみましょう。
同じ診療科のクリニックがいくつかある場合は、自分の症状により近い分野を専門にしているところを選ぶと安心です。
最近は、公式ホームページで専門分野をしっかり紹介しているクリニックも増えています。
昔に比べると、ずいぶん分かりやすくなったなと感じます。
空いている日を探してみる
クリニックを受診する時って、
定期薬の処方や、花粉の季節が始まる前の受診など、緊急性のないケースもありますよね。
ここでのポイントは、クリニックが空いてる日を探すこと。
最近はどこのクリニックに行っても混んでいるイメージですが、それでも「激混みの日」は避けられるかもしれません。
まず避けたいのは、休み明け。
特に長期の休みのあとは、できれば外したいところです。
ほかにも、近隣のクリニックがほとんどが休診している日に、そこだけ開いてるような場合。

どうしても患者さんが殺到してしまうんですよね
最近は土日に開いてるなど、休診日が分散する傾向もありますが、午後から近隣のクリニックが一斉に休診というケースもあります。
半日休診も要チェックです。
あとは、周辺の学校が一斉にお休みになる日。
学校があると病院に連れて行きにくいので、こういう日に定期薬を処方してもらおうと人が集まることもあります。
同じクリニックに継続して通っていると、なんとなく曜日や時間帯の混み具合が分かってきます。
慣れないうちは、スタッフに聞いてみるのも一つの方法。
比較的空いている曜日や時間帯を教えてもらえることもあります。

私が通っている婦人科では「うちはいつも混んでますね〜」と言われました
早め早めの行動
緊急の症状は別として、こんなことありませんか?

「朝から調子悪いなぁ〜」
「昨夜熱が出たんだけど、病院どうしようかな〜」
迷っているうちにまた調子が悪くなって、結局受診したのは閉院時間ギリギリ。
そんなこともあるかもしれません。
でも、できれば閉院間際の受診は避けたいところです。

飲食店の閉店間際に、「なんとなく居心地が悪い・・」そんなふうに感じたことはありませんか?
クリニックも、少し似ているところがあります。
その理由の一つは、時間帯によってスタッフの人数が変わること。

クリニックは拘束時間が長いので、早番・遅番で人数を調整していることが多いんです。
そのため、開院直後や閉院に近い時間帯は、どうしても人手が少なくなりがち。
その分、待ち時間が長くなることもあります。
また、検査の種類によっては時間外になると対応できない場合もあり、後日あらためて受診することになるケースもあります。
そんなこともあるので、受診は早め早めの行動を心がけたいところです。
ちなみに、インフルエンザなどの簡易検査では、熱が出てすぐは検査できないこともありますよね。

「じゃあ、どうしたらいいの?」
そんな時は、予約をとってから電話で確認してみるとスムーズです。
忙しそうな時に電話するのは気が引けるかもしれませんが、先に確認しておく方が、結果的に後で困らず済むことが多いと思います。
お薬を最後に確認しておく
最近、初診のクリニックに何度か行く機会があったのですが、近頃のドクターはとても親切ですね。
診察の最後に、「今日処方されるお薬はこちらです」と改めて確認してくれることがありました。
新しいクリニックほど、トラブルを防ぐための流れがしっかりマニュアル化されているのかもしれません。
一方で、私の勝手なイメージですが、いわゆる「ザ・町医者」のようなクリニックでは、なんとなく話が進んでいって、

「結局、今日は何の薬が出たんだっけ?」
と、少し分かりにくいことがありませんか?
そんな時こそ、診察の終わりに自分でも確認しておくのがおすすめです。
というのも、お会計の段階で薬の不足が見つかると、意外と時間がかかるからです。
ドクターに確認→処方の修正→会計の修正
といった流れになり、思ったより手間がかかります。
「ちょっと直すだけでは?」と思うかもしれませんが、その頃にはドクターはすでに別の患者さんを診療していることがほとんど。
そこに声をかけて診療を中断してもらうのは、なかなか大変です。
場合によっては、その患者さんの診察が終わるまで待つことになることもあります。
なので、診察の終わりに薬を確認しておくだけでも安心です。
そんな小さな確認が、意外と助けになるかもしれません。
読み終えるとこんな本が読みたくなる?次にオススメな本

カウンセリングを受けるまではないけど、人生の悩み、生き方の悩みってつきませんよね〜。
そこで、こんな本はいかがでしょうか?
『求めない練習 -絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』 カン・ヨンス(ダイヤモンド社)
韓国でベストセラーになった一冊。
もとのタイトルによると、この本のメインターゲットは40代だそうです。
実際、40代の私には、「まさに」と感じるところがいくつもありました。
ただ、哲学的な本は人生の経験値によって響き方が変わるもの。
世代に関係なく、しっくりくる人もいるかもしれません。
私がこの本に辿り着いたきっかけは「孤独」というキーワード。
孤独は否定的に語られがちですが、人付き合いを少し義務のように感じてしまう私にとって、この本はその感覚を少し楽にしてくれるものでした。
求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論 [ カン・ヨンス ] 価格:1870円 |

最後までご覧いただき、
ありがとうございました。

